サイトアイコン 株式会社檜作

【家づくり参考記事】ウッドデッキは

 

屋外にありながら、リビングルームの延長のように使えるウッドデッキは、増築やリフォームなどで検討する人が多く人気の高いものです。

 

しかし、人気があるからどのような家でも取り入れやすいというわけではありません。ウッドデッキの増築やリフォームのときには、どのような素材にするかなど、住まいに合ったウッドデッキの設置を検討する必要があります。

 

今回は、ウッドデッキを検討するとき、失敗しないために知っておきたいことについて、わかりやすくまとめたいと思います。
素材のポイントなどをしっかり把握して、住まいに合った素敵なウッドデッキを取り入れる際の参考になります。

 

ウッドデッキの素材

ウッドデッキの素材には、2種類があります。天然木と人工木で、それぞれにメリットや特徴があります。特徴やメリットを把握することで、ウッドデッキの増築やリフォームを検討するときに、どの素材を選ぶかの手掛かりになります。

 

それぞれの特徴はどのようなものか紹介しましょう。

 

天然木

天然木のメリットは、やはり自然の風合いや手触りがあることです。天然の木ならではの温もりが天然木の魅力の一つでもあります。また天然木は、使うほどに味わい深くなることにも魅力を感じる人が多いです。

 

ただし、価格は木の種類などによって異なることが多いため、どの木を用いるのか検討する必要があります。
天然木には、ソフトウッドとハードウッドがあります。それぞれの特徴をまとめてみました。

 

・ソフトウッド

ソフトウッドは、柔らかい素材であるため、加工しやすい特徴があります。ただし、腐食に弱く、防腐加工など、腐食のための対応が必要です。腐りやすいため、シロアリが発生する場合もあり、耐用年数が短い場合も少なくありません。木の独特の風合いを楽しむことができ、木の節が多いため、比較的安く取り入れることができます。

 

・ハードウッド

ハードウッドは、広葉樹が使われることが多いです。広葉樹は硬くて重い特徴があり、特別な塗装がなくても、20年程度は腐らないという特徴があります。また、木に油を多く含むことから、艶があります。ただし、価格は高い傾向にあり、加工に手間が掛かることから、施工の費用も高くなる場合が多いです。

ハードウッドは、森林を保護する観点から、伐採に制限があるため、価格が高い傾向にあるデメリットもあります。

 

人工木

人工木は、樹脂と木粉などを混ぜ合わせて作られます。見た目は木材ですが、樹脂を混ぜ合わせているため、木材のように腐食などの心配がありません。またメンテナンスの必要もないことが大きな特徴です。

 

ただし、人工的に作られた木材であるため、天然木に比べると風合いや木の独特の温かみは劣ると感じる人が多いです。
増築やリフォームに掛かる費用だけではなく、メンテナンスに掛かる費用を抑えたい人には向いているといえます。

 

増築の費用

ウッドデッキの増築やリフォームには、ウッドデッキそのものの価格と施工に掛かる費用が掛かります。ソフトウッドで低価格のものであれば、10万円程度で購入できる場合があります。

 

しかし、人工木のウッドデッキは20万円程度から70万円程度が必要な場合が多いです。さらに、ウッドデッキの施工には、1㎡あたり3万円程度の施工費が相場だと言われています。

 

ただし、ウッドデッキの種類や材質、増築やリフォームの内容によっては、大幅に費用が増す場合もあります。
どのような費用がどの程度掛かるのかは、ウッドデッキの増築やリフォームを依頼する施工会社と相談して検討すると良いでしょう。

 

ポイント

ウッドデッキの増築やリフォームを検討するときには、いくつかのポイントがあります。
ここからは、検討するポイントを紹介したいと思います。

 

素材

増築やリフォームでウッドデッキを取り入れるときには、どのような素材を選ぶかがポイントです。ウッドデッキには、メンテナンスが必要になるため、メンテナンスの頻度や費用で選ぶこともできます。

 

また、ウッドデッキの素材によっては、腐食が進みやすいものや腐食が起きにくいものなど、腐りにどのように対応するかも違います。
素材によって価格や、風合い、木の温もりも違うため、ウッドデッキの素材選びは慎重に行う必要があります。

 

さらに、素材によって日頃の手入れや掃除の方法も異なります。
希望するウッドデッキにどのような素材を取り入れることが好ましいのかを検討しましょう。

 

使い方

ウッドデッキをどのように使いたいかによっても、素材やデザインが異なります。また、広さも変わってくるでしょう。単にスペースとして取り入れるのではなく、具体的に何をしたいかを考えることがポイントです。

 

暮らしや家族の形などを考え、どのようにウッドデッキを使うことが多くなるかを考えましょう。将来暮らしや家族の形が変化していくことを念頭に置いて検討することが大切です。

 

また、ウッドデッキでは、どのようなことが可能になるかを増築やリフォームを検討するときに、施工会社に詳しく聞いておくことで、使い方の幅を広げることができます。

 

予算

ウッドデッキだけではなく、増築やリフォームを検討するときに全般的なポイントでもありますが、予算がどの程度であるかを明確にしましょう。

 

おおよその予算ではなく、具体的な金額を提示することで、可能な増築やリフォームがわかりやすくなります。

 

ウッドデッキの本体の費用だけではなく、施工に掛かる費用や、メンテナンスの費用など、ウッドデッキに掛かる費用の予算を明確にして、具体的な計画を進めましょう。

 

予算によっては、ウッドデッキに機能を追加したり、可能な限り必要なものを抑えるなどの調整をする必要があります。

 

まとめ

ここまで、増築やリフォームでウッドデッキを取り入れるときに知っておきたいことについて、お話ししました。ウッドデッキはリビングの延長のような存在でありながら、屋外であることから、取り入れる人が多く人気が高まっています。

 

素材によっては、木の温もりを感じることができたり、ほとんどメンテナンスの必要がないものもあります。

 

住まいや家族の形によってウッドデッキをどのように使いたいかを検討し、希望の形に合わせたウッドデッキを取り入れることが大切です。

 

希望するウッドデッキを実現するために施工会社との打ち合わせを重ねながら、増築やリフォームをしてみてはどうでしょうか。