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【家づくり参考記事】平屋の増築をするときのメリットとデメリット、費用を詳しく紹介

 

平屋の増築は

かつては平屋の住宅が多いものでしたが、時代の移り変わりに伴って、平屋の数は少なくなってきたといわれています。

 

しかし、近年になって再び平屋が増加していることを知っていますか?2階への上り下りがないことで、バリアフリー化ができる点や、家族とのコミュニケーションの取りやすさなどを理由に、平屋を選ぶ人が増えてきているのです。

 

また、暮らしや家族の形の変化に応じて、平屋を増築するリフォームをして、快適な暮らしに変えようと考える人もいます。
今回は、そのような平屋の増築のメリットとデメリットやリフォームをするときの気になる費用について、わかりやすく紹介します。

 

メリット

平屋を増築するメリットには
・暮らしや家族の形の変化に合わせられる
・建て替えより低いコスト
などが挙げられます。

 

それぞれの家族の形やライフスタイルが違うように、家に求めるものは人によって変化します。また高齢になった両親と一緒に暮らしたり、自分たちが年を取ったときのためのバリアフリーを検討したりするなど、ライフステージによって必要なものも変化します。

 

変化に応じて、平屋をリフォームして、増築する場合には、既存の建物を壊して建て替えたり、新しい戸建て住宅を購入したりするよりコストを抑えられる場合もあります。

 

ここからは、平屋を増築するメリットについて、詳しく解説します。

 

変化に合わせる

子育てをしている家庭では、子どもの成長に応じて、家に必要なものや求めるものが変化します。

 

同じように働き方や暮らしそのものは、時の流れに従って、変化していくものです。これらの変化に応じて、家に求めるものも変わり、快適な暮らしの条件は変わっていきます。

 

変化に合わせて間取りを変えたり、収納を増やしたりするなど、増築や改築をすることで、平屋での暮らしもより快適なものになるのです。

 

また平屋では、上階がないためバリアフリーを実現するための増築やリフォームをしやすいといわれています。

 

リフォームを検討するときには、現在の暮らしに必要なものを取り入れるだけではなく、将来どのような暮らしに変化する可能性が高いかを検討することが大切なポイントです。

 

将来の変化に対応できる形の増築やリフォームを施しておくと、次の増築やリフォームの工事の費用を抑えることができる場合が多くあるのです。

 

建て替えより低コスト

家の間取りを変える場合には、既存の建物をすべて壊して、同じ敷地に再び住宅を建てる建て替えの方法もあります。

 

しかし、建て替えの場合、既存の建物を取り壊し撤去する費用と、一から新しい住宅を建てる費用がかかります。解体にかかる費用と新築の費用を合わせると約3,000万円前後の費用がかかることが多いです。

 

また、単に解体と新築の料金だけがかかるのではありません。建て替えの工事をしている間の住まいを別に設けなければならないため、その期間の家賃や引っ越し費用などがかかってしまいます。

 

これに対して増築であれば、既存の平屋に住みながら工事を行うことができる場合がほとんどです。つまり、増築には、建て替えより費用を抑えられるメリットがあります。

 

デメリット

ここまで、平屋を増築するときのメリットを紹介しました。

 

平屋の増築には、メリットが多いと感じる人も多いのではないでしょうか。しかし、平屋の増築にもデメリットが存在します。メリットだけではなく、デメリットも把握することで、自分たちの暮らしに望ましい方法を選ぶようにしましょう。

 

既存の建物との違い

平屋を増築することのデメリットの1つに、増築して新しく建てられた箇所と、既存の建物の部分に違いが生まれてしまうことがあります。色や素材の違いだけではなく、耐久性などに違いが生まれる場合もあります。

 

特に、増築した部分と既存の建物との境目や継ぎ目などは、汚れやひび割れ、剥がれなどが起きやすくなり、これらが全体に広がってしまう場合もあります。そのため、メンテナンスや点検を欠かさないようにしましょう。

 

また、築年数が古い平屋や、これまでメンテナンスがきちんと行われていなかった平屋の場合は、増築するためのリフォーム工事が必要になります。

 

リフォームを行わないまま増築すれば、既存の建物の傷みに繋がってしまう場合があるからです。

 

増築に耐えることができるのか、リフォームが必要な場合には、どのようなリフォームが必要になるのか、専門の業者に診断してもらってから、増築を検討すると良いでしょう。

 

費用は?

では、平屋に増築をするとき、気になる費用はどの程度かかるのでしょうか。

 

増築にかかる費用は、既存の建物の面積や増築する部分の面積だけではなく、どのような機能を持ったスペースを増築するかの施工内容によって大きく異なります。このため、増築にかかる費用は約200万円程度のものから約3,000万円程度のものまであります。

 

平屋を増築するときに気をつけたいこと

平屋を増築するときには、建築確認申請が必要になる場合が多いです。

 

自治体によって違いがある場合もありますが、ほとんどのケースで、増築する面積が10㎡以下であり敷地が防火地域や準防火地域に該当しない場合には、建築確認申請が必要です。

 

どのような手続きが必要かは、施工会社などに依頼すると適切に申請をしてくれます。

 

まとめ

ここまで、平屋を増築するときのメリットやデメリット、費用などについて、詳しくお話ししました。

 

バリアフリーのリフォームを施工しやすかったり、リビングを中心とした導線であることが多いため、家族のコミュニケーションが取りやすかったりするなど、平屋そのものにメリットを感じる人が多くいます。

 

その平屋を増築することは、暮らしや家族の形の変化に応じて、間取りや空間を変更できるメリットがあります。

 

また、平屋の増築には、既存の建物を解体して新築する建て替えに比べると、費用を抑えることができる点もメリットとしてあります。仮住まいに費用をかけることなく、同じ家で暮らしながら増築できるのです。

 

しかし、既存の建物と色や素材の差ができてしまうデメリットもあります。また、既存の建物が古い場合には、建物を傷めないためのリフォームが必要になる場合もあります。

 

どのような増築工事が必要であるか、希望に沿うものは実現可能なのか、平屋を増築したいと思うときには、相談してみてはいかがでしょうか。